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コンタクトレンズは何歳から?目安の年齢と始める前の注意点

お子さまが「コンタクトレンズを使いたい」と言い出したとき、何歳から使ってよいのか、目に負担はないのかと迷う保護者の方は少なくありません。コンタクトレンズの装用に法律で定められた年齢制限はありませんが、目安としては、小学校高学年から中学生ごろに始めるケースが多く見られます。大切なのは年齢そのものより、本人が正しく取り扱いとお手入れができるかどうかです。コンタクトレンズは医療機器のため、必ず眼科を受診してから始めましょう。

この記事では、次の3点を中心に整理します。

  • コンタクトレンズを始める年齢の目安
  • 年齢よりも重要な判断基準
  • 眼科での処方と子どもが使用する際の注意点

なお、本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療方針を示すものではありません。実際の使用可否や時期の判断は、必ず医療機関にご相談ください。

コンタクトレンズは何歳から?目安の年齢と始める前の注意点

コンタクトレンズに年齢制限はあるのか

コンタクトレンズの装用そのものに、法律で「何歳から」と定められた年齢制限はありません。一方で、実際に始める年齢の目安は小学校高学年から中学生ごろとされることが多く、この時期は視力の発達がある程度安定し、子ども自身がレンズの取り扱いを理解して自己管理しやすくなるためです。したがって、年齢だけで一律に判断するのではなく、成長の度合いに応じた一つの目安として捉える必要があります。

法律で決まった年齢制限はない

コンタクトレンズを使い始める年齢について、法律で「何歳以上でなければ使えない」と定めた規定はありません。そのため「小学生だから絶対に使えない」「中学生になれば必ず使える」といった、年齢だけで一律に線引きする考え方は正確ではありません。

年齢は判断材料の一つにすぎず、実際に始められるかどうかは、次で説明する自己管理の能力や、眼科での診察結果を踏まえて総合的に判断することになります。

一般的な目安は小学校高学年〜中学生

法的な制限がない中で、一般的な目安として挙げられるのが小学校高学年から中学生ごろです。この時期は視力の発達が安定してくることに加え、子ども自身がレンズの取り扱いを理解し、自己管理を行えるようになる年齢層だからです。

ただし、これはあくまで目安であり、個人差があります。医療機関によっては中学生以上を処方の目安とし、小学生への処方は行わない方針を掲げているケースもあります。適応年齢はお子さまの成長度合いや目の状態によって異なるため、実際の開始時期は必ず眼科医と相談の上で決定してください。

年齢より大切な「自分で管理できるか」

コンタクトレンズを始められるかどうかを考えるうえで、年齢以上に大切なのが「本人が自分で正しく管理できるか」という点です。コンタクトレンズは目に直接触れて使用するものであり、取り扱いやお手入れが不十分だと目のトラブルにつながりやすいからです。たとえば清潔な手で着け外しができるか、決められた使用時間を守れるかといった日々の管理が、そのまま目の健康を左右します。同年齢であっても自己管理能力には個人差があるため、一人ひとりの状況を慎重に見極めることが不可欠です。

自分で正しく着け外し・お手入れができるか

まず確認したいのは、清潔な手でレンズを正しく着け外しできるかどうかです。加えて、決められた使用時間や交換時期を守れることも大切です。たとえば1日使い捨て(1day)タイプであれば毎日新しいレンズに交換するといった基本を徹底できるかがポイントになります。レンズを保存するケースを清潔に保つ管理もこれに含まれます。

これらが守れないままだと、汚れや細菌が目に触れ、深刻な目のトラブルを引き起こすリスクが高まります。使い方やお手入れの方法を本人が正しく理解し、継続できるかどうかを、始める前に冷静に見極めましょう。

違和感やトラブルを保護者・眼科に伝えられるか

もう一つ大切なのが、目の異変を我慢せずに周囲へ伝えられるかどうかです。目が赤い、痛い、見えにくいといった症状があるとき、それを我慢せず保護者や眼科医に伝えられることは、トラブルの早期発見において非常に重要です。調子が悪いときには無理に装用を続けず、メガネに切り替えられることも大切な判断力の一つです。

子どもが初めてコンタクトレンズを使用する際は、最初から毎日装用するのではなく、スポーツや学校行事など必要な場面に限定して始める方法が有効です。メガネと併用しながら段階的に慣れていくことで、目の負担や体調に合わせた無理のない活用が可能となります。

よくある質問(FAQ)

コンタクトレンズを始めるにあたって、保護者の方から寄せられやすい疑問をまとめました。

Q. 子どもは1day(1日使い捨て)と2weekのどちらのタイプから始めるべきですか?

どちらが適しているかは目の状態や生活環境によって異なるため、一律には決められません。一般的に、1日使い捨てタイプは毎日新しいレンズに交換するためお手入れの手間がかからず、自己管理の負担を軽減できる特徴があります。お子さまに適したタイプは、眼科医の診断のもとで選択してください。

Q. 子どもがコンタクトをつけたまま寝てしまった時の対処法は?

コンタクトレンズを装用したまま睡眠をとることは、深刻な目のトラブルを引き起こすリスクがあるため必ず避けてください。万が一つけたまま寝てしまった場合は、無理にこすらずにレンズを外し、目に痛みや充血、視力低下などの異変を感じた際は直ちに眼科を受診してください。自覚症状がない場合でも、速やかに眼科医へ相談することをお勧めします。

Q. 学校の眼科健診(健康診断)を受ける日はコンタクトを外すべきですか?

学校の健康診断における対応は、事前に配布される案内に従うのが基本です。正確な検査を行うためにコンタクトレンズを外し、メガネを着用して登校するよう指示されるケースが多いため、健診の規定を事前に確認してください。判断に迷う場合は、あらかじめ学校や通院中の眼科へ確認しておくと確実です。

Q. 何歳から始めるのが一番よいですか?

年齢の目安はあるものの、最適な年齢が一律に定まっているわけではありません。子ども自身の自己管理能力の習得度や、目の健康状態によって適した時期は一人ひとり異なります。開始する時期については、眼科医と十分に相談した上で決定してください。

まとめ|年齢の目安より「正しく使えるか」と眼科受診

コンタクトレンズの装用において法律による年齢制限はなく、開始時期の目安は小学校高学年から中学生ごろです。ただし本質的に重要なのは年齢そのものではなく、子ども自身が正しく着け外しやケアを行え、目の異変を感じた際に保護者や眼科医へ速やかに申告できるかどうかにあります。

コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、眼科での適切な処方、丁寧な装用指導、そして定期的な検査を受けることが使用の前提となります。近視管理やスポーツでの利用についても、使用の可否を最終的に判断するのは眼科医です。お子さまのコンタクトレンズ使用を検討する際は、まずは眼科を受診し、専門医に相談することから始めてください。

参考文献

公益社団法人 日本眼科医会 コンタクトレンズ関連情報

厚生労働省 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について

公益財団法人 日本眼科学会

この記事の監修者

タワーリバーク眼科 院長

大塚宏之

略歴
  • 1989年 山梨医科大学卒業(現山梨大学医学部)
  • 1989年 駿河台日大病院(現日本大学病院)眼科
  • 1991年 日本大学大学院医学部外科系眼科学入学
  • 1994年 眼科専門医取得
  • 1995年 日本大学大学院医学部外科系眼科学卒業(医学博士取得)
  • 1995年 松井病院眼科部長(出向)
  • 2020年 オンライン診療研修 修了(厚生労働省指定)
所属学会
  • 日本眼科学会
  • 日本眼科医会
  • 日本眼科手術学会
  • 日本白内障屈折矯正学会
  • 米国眼科学会
  • 米国白内障屈折矯正学会
  • 欧州白内障屈折矯正学会
  • 川崎市医師会理事

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